こんにちは、みゆりんです。
皆さんは、SNEP(スネップ)って言葉を知っていますか?
SMAP(スマップ)じゃありませんよ。
一文字違いですが、全然違う言葉です。
アルファベット順でも隣同士ですけどね 笑
英語で書くと
「Solitary Non-Employed Persons」で、その頭文字を取って「SNEP」(スネップ)です。
意味は「孤独な非就労者」です。
日本では孤独無業者と言います。
孤独⇒1人、寂しい
非就労者⇒働いていない
この言葉は、2012年に初めてメディアに登場しました。
スネップには2種類あって
1、普段家族と一緒にいる時間がある「家族型孤立無業者」
2、ずっと一人でいる「一人型孤立無業者」
に分けられます。
ニートとの違いは?
ニートは15歳~34歳以下の家事・通学・就業をせず、職業訓練も受けていない人のことです。
スネップとニートの違い
上記でも書いたとおり、年齢が違うんですね。
それに同じ働かないにしても、ニートは孤独ではないんです。
引きこもりもスネップのくくりにはいりますが、違いはスネップは外に出かけるということです。
順番に並べてみると
引きこもり<スネップ<ニート
引きこもりよりましでニートより深刻って感じでしょうか。
ニートより年齢層が広いので、ニートの進化系とも言われています。
スネップかチェック
1、20歳~59歳である
2、結婚をしていない
3、仕事をしていない
4、2日以上、ずっと1人か家族としか交流していない
この項目にすべて当てはまると、スネップの可能性が高いです。
女性に急増
女性は結婚すれば、専業主婦になるパターンが多いですよね。
見方をかえれば、専業主婦はスネップだといわれています。
働いてなくて、家族としか話をすることがない。
確かにスネップの定義に合致しています。
でも家事も立派な労働です。
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上記の記事にもありますが、主婦は住み込みの家事代行と同じです。
でもそのスネップが今、女性に急増しているそうです。
最近は未婚の女性が増えていますが、それより、離婚や介護、転職などをきっかけにスネップになる女性が多いそうです。
理由は?
日本は先進国にも関わらず、女性が男性に比べて働きにくい環境にあります。
妊娠、出産していったん家庭に入った女性が再就職するのは難しいのが現状です。
産休や育休は制定されていますが、なかなか取りにくい、もし取って休めたとしても、育休が終わってから職場に戻りにくいなど、いろいろ問題があります。
実際、私の知り合いも看護師なんですが産休、育休で1年1か月も休職したら職場に戻り辛いと言っていました。
手に職を持っている看護師なら、まだ働く場所はいくらでもあると思いますが、何の資格もない女性はいったん家庭に入ってしまったら、次に働く場所を探すのは大変です。
子育てがひと段落した時には、それ相応の年になっているので選べる職種は限られてきます。
結婚や親の介護で家庭に入った主婦が、スネップになるのはそういう理由からなんですね。
解決策は?
スネップは、人との交流がないから孤独になっていきます。
積極的に人と話せるならいいですが、それができなくなっていくので、スネップになっていくんです。
周囲の人間がスネップの人に、手を貸してあげなければ永遠にスネップを卒業することができません。
「もしかしたら、私、スネップかも」って思ったら、深刻になる前に友人との繋がりを深くしてください。
少なくとも、働けないにしても孤独ではなくなりますのでスネップとは違います。
人間はコミュニケーションがないと生きていけない動物です。
人と人とのつながりを大切にしましょう。
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