育児にイライラはつきものですが、物にあたったり周りの人や子供にあたってしまうと、後で自己嫌悪に陥りますよね。
出来れば自然とイライラを解消する事が望ましいですが、育児は毎日の事なのでなかなか難しいものです。
ストレスを解消するには自分の時間をとる事が一番有効的なのですが、子供が小さい時は絶対に無理!
そこでおすすめなのが漢方薬です。
漢方薬は西洋医学の薬と違って副作用もなく、長期間服用しても体に悪影響を及ぼす事が少ないと言われています。
でもやはり体に合う、合わないはあるので合わない漢方を飲んでいても一向に効果を感じないという結果に。
今回はイライラに効く漢方をいくつかご紹介するので、自分の症状に合った漢方を選んでくださいね。
漢方とは?
中国医学を日本人用に改良されたものが漢方薬です。
中国では全てのものを陰と陽に分けて考えています。
不調の原因はこの陰陽のバランスが崩れていると考えます。
それを中庸(ちゅうよう)という調和のとれた状態に持っていくために使われる物が漢方薬です。
漢方は効果が出るまでに時間がかかり、長く飲まなければ実感できないと言われていますが、自分に合っていれば2週間程度で効果が実感できるとも言われています。
長くても1か月飲んで効果を実感できなければ、自分に合っていないかもしれないので別の漢方薬に変えた方がいいでしょう。
漢方薬は西洋の薬と違って副作用がないのが特徴です。
その代り、即効性はなく効き目は穏やかです。
ゆっくり徐々に調和のとれた体にすることができます。
イライラにおすすめの漢方薬
イライラすると、そこから寝つきが悪くなったり、怒りっぽくなったり、何をする気もなくなったり・・・
そうなると、当然ストレスも大きくなっていきますよね。
そして血液の流れも悪くなり、肩こりや腰痛など様々な症状も出てきます。
そこから不安感が増していき、ストレスはさらに大きくなっていきます。
- イライラ、不安を緩和する
- 寝つきを良くする
- 血の巡りを良くする
- ホルモンバランスを整える
これらに効果を発揮する漢方薬をご紹介します。
柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)
体力はあるのに、細かい事が気になって寝つきの悪い人におすすめです。
また不安感が強い人や緊張しやすい人にもいいですよ。
黄連解毒湯(おうれんげどくとう)
体力はそこそこですが、イライラで落ち着かない人におすすめの漢方です。
抑肝散(よくかんさん)
体力はそこそこあるけど、消化器官の弱い人、怒りっぽい人におすすめの漢方です。
加味逍遥散(かみしょうようさん)
肩こりや疲れやすい人、精神が不安定な人におすすめです。
桃核承気湯(とうかくじょうきとう)
便秘気味の人、生理前に特にイライラする人におすすめです。
半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)
気分的に落ち込みやすい人、唾が飲み込みにくい人、のどに何か詰まっているような感じがする人、空咳をする人、あまり運動をしない人におすすめです。
加味帰脾湯(かみきひとう)
心身が疲れやすく、血色が悪い、熟睡できない人にお勧めです。
寝不足、食欲がない人、夢をよく見る人なども。
酸棗仁湯(さんそうにんとう)
体力が低下して心身ともに疲れて眠れない人におすすめです。
育児は気長に
育児にイライラはつきものですが、せっかく待ち望んだ我が子にイライラするのも辛いですよね。
出来れば楽しい毎日の方がいいに決まっています。
子供はいつか親のもとを離れていきます。
そして日々、成長しています。
最低限のしつけさえしていれば、そんなに怒る必要はないと思います。
怒るからイライラする。
イライラするから怒ってしまう。
悪循環の繰り返しですね。
この連鎖はどこかで切らないと子供にも影響してきますよ。
まとめ
今回は育児のイライラに効く漢方についてまとめてみました。
イライラしてどんな状態になっているのかに合わせた漢方を選ぶ事が重要です。
症状に改善がみられない時は、他の漢方に変えてみるのもいいかもしれません。
最近では、病院で漢方を処方してくれる事もあります。
どれを選んだらいいかわからない時は、漢方を処方してくれる病院で相談してみてください。
今回の記事が参考になれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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