緊張した時、暑くもないのに汗をかいた経験は誰でもあると思います。
止めたいけど止まらない汗。
周りの人は誰も汗をかいていないのに、自分だけ汗をかいていると恥ずかしくなりますよね。
止めたいと思うのは緊張している事がばれたくないから・・・
でもそもそも緊張するとなぜ汗が出るのか?
これを知っておけば緊張しても汗をかく事もなくなりますよ。
緊張した時に出る汗
汗にはいくつか種類があります。
- 運動をした時に出る汗
- 暑い時に出る汗
- 緊張した時に出る汗
- 辛い物を食べた時に出る汗
その種類によって汗が出る汗腺が違うんです。
汗が出る汗腺はエクリン線とアポクリン線です。
エクリン線は全身にありますが、アポクリン線は限られた場所にしかありません。
緊張した時に出る汗はアポクリン線からの汗で、主に足の裏や脇、手などにあります。
とは言え、人によっては顔にも汗をかく人もいるでしょう。
汗は脳からの指令なので、自分で何とかしようとしてもできません。
暑い時なら汗をかいても不自然ではありませんが、暑くもないのに自分ひとりだけ汗をかいていると恥ずかしくなりますよね。
女性なら特に暑くても汗をかくのは恥ずかしいかもしれません。
何となく汗=臭いというイメージがありますからね。
汗は体の体温調節という大事な働きをしています。
人間にとって大事な機能の一つなんです。
そんな生理現象の汗も、緊張の時の汗は体温調節とは関係ありません。
なぜ緊張したら汗が出るのか?
緊張している状態は、交感神経が優位に働いている時です。
詳しくは以下の記事を読んでくださいね。
⇒緊張した時に手が震えて困る!止める方法が知りたい!
交感神経が優位に働いている時は、興奮状態にあります。
緊張や興奮した時に出る汗を精神性発汗と言い、交感神経が刺激されることで出ます。
緊張が収まれば汗も徐々に引いていきますよ。
人前で話す時は「うまく話さなきゃ」って思ったり、必要以上にみんなの視線を感じてしまいますよね。
それらは自意識過剰なんです。
なのでさらに緊張が高まるんです。
「自分は自信なんて持っていない」と思っていても、自分をよく見てもらいたいという欲求は自意識に関係しています。
人前で緊張しないですらすら話せる人ほど、あまり自分をよく見せようとか意識していない人です。
思い当たる人はまずそこの意識を変えてください。
意識を変えるには時間がかかるので、緊張をほぐす方法を実践しながら自分の意識を変えていく方がいいですね。
緊張をほぐす方法は以下の記事を参考にしてください。
⇒緊張をほぐす簡単ですぐにできる5つの方法をご紹介!
汗をとめる方法
緊張しているのがばれたくないという人は「汗が出るメカニズムなんかどうでもいいから止める方法を教えてくれ」っていうのが本音ですよね。
でもはっきり言って瞬間で汗を止める事は出来ません。
対策をすることで汗を少なくする事は出来ます。
それは先ほども言った緊張をほぐす方法だったり、場慣れであったり・・・
あとは香りを使ってリラックスする方法もあります。
その記事はこちらを読んでくださいね。
⇒緊張をほぐすアロマの香りは?芳香浴などリラックス方法もご紹介!
汗を止めるツボがある
汗を止めるツボもあるそうですよ。
そのツボを押すと少しは汗が少なくなるかもしれません。
屋翳(おくえい)
両脇のちょっと内側にあるツボで上半身の汗を抑えてくれます。
大包(だいほう)
胸の下部分にあるツボで、これも上半身の汗を抑えてくれます。
陰げき(いんげき)
小指側の掌から1cm下にあり、脇汗を抑えてくれます。
労宮(ろうきゅう)
手のひらから見て親指の付け根部分の高くなっている場所で、これも脇汗を抑えてくれます。
合谷(ごうこく)
手の甲側から見て人差し指の骨と親指の骨が交わる部分のへこみにあるツボで、脇汗を抑えてくれます。
後谿(こけい)
小指の付け根にある感情線のあたりにあるツボで、顔汗を抑える効果があります。
こういう本を一冊持っていると、いざという時に役に立つかもしれませんね。
病気の可能性
人間は場数を踏んでいくと、だんだんその環境に慣れていくと言いました。
でも中にはいくら経験を積んでも常に緊張をする人もいます。
そんな人は、もしかしたら病気かもしれないので一度心療内科を受診してみてください。
社会不安障害という緊張感が高まって不安や恐怖を感じ、汗が噴き出たり手足が震える病気です。
これはほっておくと次第にエスカレートしてうつになったりするので要注意です。
社会不安障害には赤面、発汗、対人など様々な場面で不適合な症状が出ます。
その他にはあまりにも汗がひどい場合は多汗症の疑いもあります。
これは皮膚科に行くと診断してくれます。
緊張はしているけど、異様なほど汗が出る時は多汗症かもしれないので一度、病院で相談してみてください。
適切な薬を処方してくれるでしょう。
まとめ
緊張すると汗が出るのは、誰でも当たり前なのですが、異常な汗の量の場合は病気も疑ってみた方がいいでしょうね。
なぜ緊張すると汗が出るのかはお分かりいただけたかと思います。
人前で話す時はそれほどみんなは自分に期待していないと自分に言い聞かせてください。
何も完璧に出来なくても大丈夫です。
誰でも欠点の一つや二つは持っています。
それぐらいの大きな気持ちでいると緊張なんてしないかもしれませんよ。
今回は以上になります、
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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