産後の女性は大仕事を終えて、気持ちはホッとしていますが体は思っている以上にすごくダメージをおっています。
でも1週間もしたら退院して、それからはひとりで家事、育児をこなさないといけない人もいるでしょう。
ゆっくりできるのは入院している間だけかもしれません。
実家に里帰りする人はまだ1か月ぐらいは、ゆっくり静養出来るかもしれませんが。
私も出産した後、母親に「産後の肥立ちが悪くなるから、できるだけゆっくりした方がいい」と言われました。
産後の家事はいつから始めたらいいの?
ずっとそんな疑問を持っていました。
母親には「産後に無理をしたら、年がいってから体に出る」と言われましたが年がいった時の事ってなかなか想像できないですよね。
今回は産後の家事はいつから始めればいいのか、私の経験を交えてお伝えします。
産後の体調
「産後の肥立ち」と言う言葉を聞いた事はありませんか?
産後は無理をすると、年がいってから体に出てくると言われています。
里帰り出産の人は、1か月ほど実家でゆっくりして産後の肥立ちを養生することができます。
でも実家が遠くて里帰り出来ない人や、そもそも実家がない人の場合は退院したらすぐに自分で家事や育児をこなさないといけません。
産後の肥立ちなんて悠長な事は、言ってられないのが現実です。
では産後の女性の体はどうなるっているのでしょうか?
出産は女性の体にとって、大きなダメージを与える大仕事です。
その大仕事を終えた体は、「産じょく期」と呼ばれる時期に母体を回復させようとします。
この産じょく期が昔で言う「産後の肥立ち」と言われる時期にあたります。
これには6~8週間かかるとも言われています。
子宮の収縮
妊娠で大きくなった子宮を元に戻そうと、子宮は収縮します。
これを後陣痛と言います。
出産のときと同じような痛みが間隔を開けて繰り返されます。
この時はガードルなどで締めていると早く子宮が戻ると言われていますよ。
産後の骨盤矯正についてはこちらの記事を読んでくださいね。
⇒産後の骨盤を正しく矯正するための効果的な運動をご紹介!
悪露(おろ)
これは傷ついた子宮から出る生理のような出血です。
出産後にはがれた胎盤や卵膜からの血液に分泌物や粘液が混ざったもので日数がたつと、だんだん薄い色に変化していきます。
約1か月後にはなくなっている人がほとんどです。
会陰切開の傷
出産時に切開した会陰は1週間後に抜糸しますが、傷なのでしばらくは痛みます。
切開後、1週間は細菌感染を防ぐために入浴はしないようにし、患部を清潔にするように心がけましょう。
この傷はトイレに行くたびに痛むし、座る時はドーナツクッションがないと座る事が出来ませんでした。
それぐらい痛いです。
体に関する出産後のダメージは以上なんですが、人によってはホルモンのバランスによる抜け毛や産後うつなどもあります。
また腰痛がひどくなる人もいます。
私は産後、産褥熱が出ました。
これは出産によって子宮や産道が細菌感染して出る高熱です。
熱が出ている時は、赤ちゃんに母乳をあげることはできません。
さらに熱を下げるために抗生物質も飲んでいたので母乳は絶対NGでした。
産後の母体は、人によって様々です。
体の弱い人は回復までに時間もかかるし、症状もひどいかもしれません。
決して無理をしないようにしましょう。
夫の協力
産後の体に無理は禁物という事がわかりましたね。
いきなり出産前と同じように家事をこなすのは無理です。
それに今度は家事だけでなく育児もプラスされますから、ここは夫の協力が必須ですね。
でも世の中の夫の家事、育児参加はそう多くはないと思います。
最近では育児休暇を取ってくれる夫も出てきましたが、まだまだ日本は大手を振って育休を取れるような社会ではありません。
出産前は「子供が生まれたら出来るだけ早く帰って助けるから」と言っていた夫も最初は守っても、だんだん帰りが遅くなったり「疲れた」と言って子供の世話をしてくれなかったり・・・
男性は自分がお腹を痛めて産んでいないので、そこまで責任感を持っていない場合が多いです。
さらに社会上の立場が大事なので、仕事や飲み会の方を優先します。
これはこれで生活していくうえでは重要な事です。
でも家族のために働いてくれているんだと頭では分かっていても「出産後ぐらいいたわってくれてもいいんじゃない?」って思ってしまいますよね。
これだけは夫婦で話し合うしか方法はありませんね。
お互い、立場があるんだし双方の言い分もあるからです。
夫には飲み会の回数を減らしてもらうとか、休みの日は出来るだけ手伝ってもらうとか方法はいくらでもあるので、まずは話しあいましょう。
実家が近い人は夫ではなく、実家を頼ってもいいのではないかと思います。
家事の分担
先ほども言ったように、休みの日は家事や育児は交代するとか決めてもいいですね。
家事は出来るだけ分担しましょう。
育児は母乳の場合はママしかあげる事が出来ないので母乳以外の事は、夫にしてもらうとか決めてもいいですね。
例えば、赤ちゃんの入浴、おむつ替えなどです。
その他にも家事なら洗濯や掃除、ご飯の用意など夫でも手伝えるものがたくさんあります。
それらを書きだし、夫のできる事は夫にやってもらって上手に家事を分担することでママの負担を減らすようにした方が産後の体の回復には大事な事です。
夫側からしたら「いつまでも産後の肥立ちが大事だからってサボっているんじゃ?」って気持ちを持つかもしれませんね。
それを口にしないまでも心の中で思っているかもしれません。
でも好きなように思わせとけばいいんです。
思うのは自由ですからね。
あまり口うるさく言うと夫も爆発するかもしれません。
言いたい事は言わせて、思う事は思わせて上手に甘えればいいんです。
あまり完璧にすべてをこなそうとしないでください。
無理してまで完璧にすると夫も「出来るならすればいいじゃん」ってことになってしまいます。
なので、普段も少し手抜きで家事をすることです。
育児の手抜きは出来ないので、家事で適当に手抜きをした方がいいです。
部屋の中が散らかっていたり、ご飯が手抜きになれば夫も本当に大変なんだなってことを分かってくれるかもしれませんよ。
そこで、逆切れする夫なら思いやりのない自己中心的な人だということが判明します。
その時にどうするかは話し合い次第です。
産後の家事はいつから?

結局、産後の家事はいつから始めたらいいのか?という事になりますよね。
私の場合は、1か月実家に帰ってゆっくりしていました。
悪露(おろ)がある間は、細菌感染を防ぐためにも入浴は禁止と言われていました。
お風呂にゆっくりつからないと疲れも取れませんよね。
なので私は悪露(おろ)がなくなるまではゆっくりした方がいいと思います。
目安としては、1か月ぐらいですね。
その間は、赤ちゃんの事だけして後は時間の許す限り寝る方がいいと思います。
熟睡でなくても寝ころんで体を休めるだけでも、産後の回復が早くなります。
赤ちゃんは夜泣きがひどい子は、夜中でも泣きます。
そのたびに起きて授乳をしていれば、昼間に睡眠をとらないと睡眠不足になって産後の体の回復も遅くなります。
自分の家に帰れば嫌でも家事、育児は自分ひとりでこなさないといけなくなります。
実家がない人は、夫に協力してもらって1か月はゴロゴロしながら赤ちゃんの世話だけするようにしてください。
その方が産後の肥立ちもよくなりますよ^^
まとめ
女性は結婚、出産と人生が変わる場面がたくさんあります。
相手によって幸せになるかどうかが決まります。
でも結婚したからには、そう簡単に離婚するわけにもいかないので、夫を教育することが大事です。
飴と鞭(むち)で上手に夫に甘えて、時には厳しく接することで理想の夫になるかもしれませんよ。
産後は本当に大事にしないと、年がいってから体のあちこちに出ると言われています。
無理をしないで、手抜きしたり甘えてみたりしながら乗りきってください。
今回は以上になります。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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