パートナーの死別後の再婚は、自分の気持ちの整理だけでなく子供がいる人は子供の気持ちも考えなければいけません。
子供が賛成してくれても、その先には戸籍や養子縁組と様々な問題が出てきます。
新しいパートナーを見つけて人生を歩み出そうと決心したあなた。
今回は、子供の気持ちや戸籍、養親縁組についてまとめてみたので悩んでいる人は参考にしてくださいね。
死別後の再婚
協議離婚や相手が原因で離婚した場合と違ってパートナーと死別した時は、次の恋愛、再婚へと気持ちを切り替えるのは難しいですね。
子供がいる場合は、仕事、育児、家事に追われて自分の事を考えている余裕はないと思います。
一日の終わりにふっと亡くなったパートナーの事を思い出して寂しくて涙が出る。
そんな毎日を送っている人もいるのではないでしょうか。
なかなか新たな人生を歩むのは抵抗がありますよね。
もし仮に「この人となら」という相手が見つかっても、一番気になるのは子供の気持ちでは?
死別後どれくらいの期間を開ければ再婚できるのか気になっている人は、こちらの記事を読んでくださいね。
⇒死別から再婚までの期間は?世間的に許される平均ってあるの?
子供の気持ち

あなたがパートナーの事をなかなか忘れらないのと同じで、子供も亡くなった父親または母親の事を忘れる事は出来ません。
自分の中ではずっといい父親(母親)なんです。
あなたが新しいパートナーを見つけても、子供の気持ちを優先してください。
大人と違って子供はデリケートです。
気持ちをすぐに切り替える事は出来ません。
乳幼児なら親の顔を覚えていない場合もありますが、小学生ともなれば自我も芽生えているので新しい家族を受け入れることに抵抗を持ちます。
と子供なりに親に対して不信感が募るでしょう。
中学生や高校生ともなれば、思春期なので精神的にも不安定です。
当然、反抗するかもしれません。
こんな時は焦らずにゆっくり時間をかけて子供と話し合い、なるべく再婚相手と子供が一緒に過ごす時間を作るようにしてください。
物わかりのいい、いわゆる優等生タイプの子供の場合、自分の気持ちを抑えて、再婚に賛成している場合もあります。
素直に「良かった」と安心するのはまだ早いです。
表面上は賛成していても、心を閉ざしている事もあるからです。
そしてもし再婚となると、子供は転校の可能性も出てきます。
なので決して無理強いしないように、子供の本当の気持ちを聞き出す事が重要です。
死別後の再婚は、子供の気持ちが最優先ということですね。
戸籍
パートナーの死別後、再婚となると気になるのは子供の戸籍の問題ですね。
男性の場合は、自分が筆頭者で子供も同じ戸籍に入っているので何も変わりません。
でも女性の場合は違います。
女性は男性の戸籍に入っているのが一般的ですよね。
パートナーが亡くなった時はその人だけが除籍されます。
女性は死別した夫の戸籍に残ったままなんです。
子供も同様です。
あなたが再婚するとなると、新しいパートナーの戸籍に入ります。
でも子供は手続きしないと自動的に再婚相手の戸籍に入る事は出来ません。
そのまま前の夫の籍に入ったままです。
子供を再婚相手の戸籍に入れようと思えば、家庭裁判所に「子の氏の変更許可」の申し立てをしなければいけません。
それが許可されれば「入籍届」を役所に提出して、同じ戸籍に入る事が出来ます。
でもこれは子供が15歳未満の場合です。
苗字が変われば学校でいじめの原因にもなりますし、よく考えてからにしてくださいね。
私の場合は、もう両親が他界して戸籍がなくなっていたので新たに私を筆頭者にして戸籍を作りました。
その戸籍に子供を入れましたが、苗字が変わると学校で何か言われたら嫌だというので、通称として元夫の姓をそのまま名乗っていました。
学校には事情を話せばわかってくれます。
養子縁組
戸籍と養子縁組はまた違います。
私は、再婚しても子供は私の戸籍に置いたままにしました。
何回も苗字を変えるのは可哀想だと思ったからです。
養子縁組をしないと、戸籍上は一緒になっても再婚相手と親子関係にはなっていません。
親子関係になるには役所に「養子縁組届」を出す必要があります。
この時は家庭裁判所は関係ないので手続き自体は簡単です。
養子縁組が完了すると戸籍に「養子」または「養女」と書かれます。
子供が小さい時はいいのですが、大きくなって戸籍が必要な時に初めて自分が養子だったと分かれば子供がショックを受ける場合もあります。
養子縁組をした場合は、理解できる年齢になればちゃんと説明しておくことも大事ですね。
まとめ
いかがでしたか?
死別後の再婚は子供の気持ちがいちばん重要だという事がお分かりいただけたかと思います。
戸籍や養子縁組も、例え子供が15歳未満だとしても、よく話し合う事が大切です。
子供は亡くなった親の苗字を名乗っていたい場合もあるからです。
苗字が変われば、頭ではわかっていてもお父さんが死んでしまったという現実を突きつけられる事になります。
だんだんお父さんと離れてしまうという寂しさをさらに感じてしまうでしょう。
再婚する時は自分の気持ちだけでなく、子供がいる人は子供の気持ちも考えてあげてくださいね。
今回は以上になります。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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