こんにちは。みゆりんです。
「日本での子育てはしにくそう」とニュースゼロで語った歌手の宇多田ヒカルさん。
確かに、日本はまだ子育てがしやすい社会環境ではありません。
私もニュースゼロを見ていなかったので、宇多田さんが日本の子育てについてどう語ったのかわからなかったので調べてみました。
ニュースゼロで子育てについて語った宇多田ヒカルさん
宇多田ヒカルさんが、東京とロンドンの子育てについて言ったことを書き起こしてみました。
東京は子育てがしにくそうと感じた。
外で赤ちゃが泣いていると嫌な顔をされる。
ベビーカー持って外に行って、乗物に乗ると周りが全く協力してくれない上に、なんでこんな時間にみたいな視線を投げかけられたり、実際いやなことを言われたりという体験談を聞いたこともある。
赤ちゃんが生まれて国が成り立っていくのに、将来自分の年金を払う人になってくれるのに、何でちょっと泣いているくらいで嫌な気持ちになるんだろうとかすごく不思議です。
ロンドンでは、お母さんと赤ちゃんがそこら中にいる。
そこそこのレストランでも授乳している。
レストランの人は嫌な顔をしない。
これを聞くと、日本と海外の子育て事情や社会環境の温度差を感じますね。
実際、私も子供が小さいときに友達と電車に乗っている時に友達の子供が泣き出して、どこからか「自分の子供のくせに泣かすな!」と怒鳴られたことがあります。
友達は「次の駅で降りてもいい?」と私に言いました。
怒鳴った人や周りに気を使っていたんだと思います。
宇多田ヒカルさんのツイート
宇多田さんはツイッターで日本の昔からの考え方を皮肉るような発言をしています。
宇多田さんが結婚した時、格差婚と言われたからですね。
経済力のある男性が優しくてかわいくて自分を一番に思ってくれる女性(経済力低め)を選んだってなんの不思議にも思われないのに、性別が逆になると問題があるかのように思うのは非常に非理論的だ。男の子って大変ね。
— 宇多田ヒカル (@utadahikaru) 2016年8月29日
私が人生のパートナーに求めるものランキングの最下位:経済力
— 宇多田ヒカル (@utadahikaru) 2016年8月29日
長男を出産してから、自分の生活が一変したこと、母としての喜びや育児を楽しんでいる様子もツイートしています。
毎朝六時半起きの生活なんて大学中退して以来、15年ぶりだ。「親」業には週末も休日も体調不良による欠勤もないと自分が親になるまで気付かなんだ、、、かあちゃんになって初のおはようございくまぼんじゅーる(=(エ)=)ノ彡☆
— 宇多田ヒカル (@utadahikaru) 2015年11月30日
生後5ヶ月の息子の屁がまじで臭い
— 宇多田ヒカル (@utadahikaru) 2015年12月9日
乳首の先からミルクが噴出するのをなんの不思議にも思わなくなった自分を不思議に思う
— 宇多田ヒカル (@utadahikaru) 2016年1月17日
日本の子育ての環境
今の日本の子育ての環境は厳しいものです。
保育士さんのお給料が低いせいもあって、仕事に就く人は少なく保育所も少ない。
待機児童はますます増えるばかり。
子供を育てる環境が整っていないのが少子化の原因とも言われています。
少子化、高齢化で今、年金制度は崩壊寸前で、支払いも強制的になっています。
年金を払わない人が増えているのは事実ですが、将来自分が年金をもらえる保証などないので払いたくない気持ちもわかります。
海外での子育て経験のあるパパ・ママ100人インタビュー
平成21年の内閣府政策統括官によって行われたこのインタビューでは、日本に比べて海外では「赤ちゃんや子連れに優しい社会」であると回答した方が多かったそうです。
海外では、妊婦さんや赤ちゃんへの社会の温かい眼差しがあるそうです。
私もタイに住んでいた時に感じたのですが、タイの人たちは、小さい子供に凄く優しいです。
電車でも席を譲ってくれるし、バイクタクシーなど並んでいても優先的に乗せてくれます。
日本と海外の違い
日本では電車に乗る時、ベビーカーは折りたたむという曖昧なルールがあるそうです。
あまり徹底されていないので知らない人も多いと思いますが。
海外では、赤ちゃんを持つ親の権利として認められているので、こういうことで肩身の狭い思いをすることはないそうです。
逆に海外ではベビーカーを電車に乗せる時、誰かが手伝ってくれるそうです。
他にも病院の待ち時間が長い場所では、赤ちゃんを連れた人は優先番号をもらうこともできるそうです。
こう聞くと、日本の社会がどれだけ子育てしにくい環境かよくわかりますね。
原因は?
ひとつは民族性だと思います。
日本人は、人一倍人目を気にしたり、他人に迷惑をかけるのはいけないことと認識しています。
もう一つは、人に対して厳しい社会です。
困っている人がいても、自分さえよければいいと他人には無関心な人が多いことです。
それとは逆に、自分の気持ちを素直に言えないのも特徴ですね。
相手の顔色を見過ぎるばかりに自分の思っていることをきちんと言えない。
電車の中で座席を譲るのを恥ずかしがる人も多いと思います。
目立つことが恥ずかしいし、人と同じことをしていれば安心という考えが根付いているんだと思います。
日本の女性は、もっと自立するべきです。
海外のママから見た日本のママ
海外のママから見た日本のママは自分のことを後回しにして、子供や夫に尽くし過ぎると感じているみたいです。
日本のママがそうなってしまうのは「こうでなきゃいけない」「こうあるべきだ」という周囲からのプレッシャーが強いことが原因だと思います。
自分のやりたいことを我慢して家事や育児に専念していたら、人生はつまらないものになってしまうし、その背中を見て子供は育つのだから子供も人生をつまらなく感じてしまうかもしれませんね。
宇多田さんのように、やりたいことをやって育児も周りの手を借りながら、伸び伸び自分の人生を生きていくママこそ輝いているんでしょうね。
そんなママをたくさん作るのが私の夢です。
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